午前Ⅱ(論文対策)として、これまでに令和2年から令和5年までの4年間×問1、2=計8問を使ってプロット作成をしてきました。各年に2問ずつある問題、どっちを選ぶか、あなたならどうする??
こんにちは!セイジュン@エンジニア応援隊(@39Seijun)です。午後Ⅱの論文ですが、問1・2の2問のうちから、自分の書きやすい方を選択するところから始まります。
午前Ⅰから午後Ⅱまで、各時限の時間の使い方については、こちらにまとめました。その中で、午後Ⅱの「問題の選択の仕方」についてもまとめてあります。
ここでは、令和2年から令和5年までの4年間を題材に、「問1、問2のどっちを選ぶか、あくまで私ならどうする?という思考プロセスをまとめてみます。皆さんならいかがでしょうか。
◆令和2年(2020年)
問1:「未経験の技術やサービスを利用するシステム開発について」
問2:「システム開発プロジェクトにおけるリスクのマネジメントについて」
リンク先の考察を見ていただくと分かりますが、いずれも設問ア~ウを基にしたプロットの作成にあまり難易度差はないと思います。また、問1、2とも、問い本文の中に具体的な事例が豊富に散りばめられているので、記載上のヒントは盛りだくさんです。
で、問2のほうが、実は本文内に癖があり、本文を読み進めると、リスクマネジメントの対象が「ステークホルダーとのコミュニケーションリスク」にあることが分かります。
こっから先は、皆さん自身の経験によって選択、ですね。すーっと書けるのは問1かなと思いますが。①技術・サービスの事例が問い本文の中に豊富②そこと、自身の経験の中から、インフラ・アプリ・ネットワークその他の技術をマッチングさせれば何とか書ける。というロジックで私なら問1を選びます。
◆令和3年(2021年)
問1:「システム開発プロジェクトにおけるプロジェクトチーム内の対立の解消について」
問2:システム開発プロジェクトにおけるスケジュールの管理について」
これは、問2を選びますね~。
問1は、問い本文中の具体例が淡泊なので、どこまで書き込めばいいかがなかなか難しい。チーム内対立といっても、まあ極論「人として好き嫌い」というのは実際にはあるものなので、その解消まではマネジメントもなかなかに難しい。
他方、問2は本文もヒント豊富、またマネジメント手法としてスケジュール管理は手法・ルール・ツールと色々出回っていますからね~。
◆令和4年(2022年)
問1:「システム開発プロジェクトにおける事業環境の変化への対応について」
問2:「プロジェクト目標の達成ためのステークホルダとのコミュニケーションについて」
環境変化への対応と、ステークホルダとのコミュニーション。それぞれ毛色の異なる問題です。
ただ、いずれも問い本文の論旨展開が明確、ヒントも散りばめられていることから、あとは好みで選択かなと思います。
「事業環境の変化への対応」のほうが、網羅すべき領域が拾い、その分ある程度表層的な記載でもOKか。他方「ステークホルダとのコミュ」ほうが、深掘りが求められているので、実際に苦労した(工夫した)プロジェクトの経験がある方に有利、だと思います。
個人的には問1を選んで、スーッと書こうと思います。
◆令和5年(2023年)
問1:「プロジェクトマネジメント計画の調整(テーラリング)について」
問2:「組織のプロジェクトマネジメント能力の向上につながるプロジェクト終結時の評価について」
こうやって4年間を見てきただけで、各問いが進化・深化しているなあといますよね。「テーラリング」と「プロジェクト終結時の評価」なんて、かなりピンポイントです。
これは問い本文の具体例の記載ボリュームで問1を選択します。例えば、プロジェクトの現場ではなく、終了時の評価をする部門(審査部やリスクマネジメント部)にいらっしゃる方は問2を選ぶほうが経験値が活きるかもしれませんね~。
では、今回はここまで。試験勉強、本番試験、がんばりましょう~。